ダスビ定期演奏会2017

第24回定期演奏会が先日の3月12日に開催
された。タスビの演奏会を聴きに行くのも
今年で5回連続である。

ある記事を見ていたら、今の音楽の教科書
に鑑賞の参考曲としてショスタコの交響曲
が載っているのだそうだ。
(交響曲第5番第4楽章)

曰く、

「押しも押されぬ古典的大作曲家となった」

とか。。

ショスタコの音楽がどんどん市民権を得て
きているような気がする。1人のファンと
しては嬉しい限りだ。

さて、、今回の定期演奏会について。

演目は以下の3曲だった。
E.ドレッセルのオペラ《哀れなコロンブス》
 のための序曲とフィナーレ 作品23
交響曲第1番 作品10
交響曲第12番《1917年》 作品112

今回はほぼ40分間、ノンストップで演奏さ
れる交響曲第12番も楽しみだったが、
第1番の演奏も楽しみにしていた。
最終楽章の華々しいトゥッティでの爆発を
想像するだけでもワクワクするものがあっ
た。

最後は若干、テンポ飛ばし過ぎ、行き急ぎ
過ぎな感がなくもなかったが、そこに至る
までの聴かせ所のツボはしっかりと押さえ
た演奏だったと思う。

当日のダスビの演奏の傾向に若干似た演奏
をYouTubeで見つけた。

マズア指揮LPOの演奏。
似ている?私の気のせい?。。。
Kurt Masur Shostakovich Symphony No. 1

第12番はもう熱演としか言いようがない演奏
だった。4楽章形式の約40分間を切れ目なく
演奏する曲である。
チェロとコントラバスによって始まる序奏
から音域を高めていき一気に強奏部に発展
する。ここの出だしの音域の重厚さがない
と魅力が半減する曲だが、今回もダスビは
やりきってくれた!

さすがに終演直後は、燃え尽きた感があり、
ぼろぼろ寸前の表情の演奏者の方もいたが
もう天晴!である。

ちなみに、この12番という曲。
演奏している人が不明だが、YouTubeに良い
演奏の音源がUPされている。
Dmitri Shostakovich - Symphony No. 12: The Year 1917

来年は交響曲第11番とヴァイオリン協奏曲
第1番である。もう、絶対!はずせない!


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