UCHI Days Ⅱ

なるものがあればいいな、と最近思う。 ウルトラマンのカラータイマーのような もの。 『そろそろ力尽きますよ。。。 　注意してね～。 　ピコンピコン🎵』 このところ特に週末前の金曜日の朝が きつい。。。 こんな毎日である。 朝5:40頃起床、朝食と着替え。 朝6:40～6:50、自宅を出発。 7:00前後、電車に乗る。 それから8:30前後、現場近くの駅に到着。 8:40頃、現場の机の前に着席。 自宅を出て約2時間。 『なんだ。。普通じゃないか。。』 と言われるかも知れない。 関東圏内だと確かに。。 でも少なくとも帰省した時の妹夫婦には、 びっくりされる。 『片道２時間？？。。』 帰りは時間帯にもよるが、 最も早くて20:00過ぎ、遅い時には23:00 過ぎに自宅に到着。 シャワーを浴びて夕食を取る。 遅い時間に帰宅した時には既に1:00近く。 なのて食べた後にすぐに就寝。。 そんな翌朝は決まって胃腸の調子が悪く なる。 釣りバカ日誌の課長さんではないが、 漢方胃腸薬が手放せない。 この2月から仕事先がまた変わる。 まだ候補がいくつか挙がってはいるが 最終的に決まってはいない。 ただ、どこになったとしても通勤時間は 今までとほぼ変わらない。しかも今まで 以上に間違いなく忙しくなる。。。 とにもかくにもまた慣れない環境に身を 置く事になる。体力、知力、精神力が 持つのか、気になる年頃。 若い頃には、怖いもの知らずだった。 『なんでん、かかってこいやー！』 プログラムを作る仕事が楽しくて 仕方なかった。 自分にとって天職だと思った。 １週間ほど半ば会社に泊りがけで仕事を してもあまり辛いとは思わなかった。 あれから30年。 年齢は還暦前になりフィジカル的には疲れ やすくなった。 間違いなく頭の回転も鈍くなってきた。 その上物忘れも。。。 でも目の前に締め切り作業があると、、 ついつい無茶をしてしまう性格だけは 変わらない。。 「ピコン、ピコン…」 これ以上、やると自分に良くないですよ。。 自分の状態に黄色信号が灯り出した 時に優しく知らせてくれるマシンが欲しい。 ないものねだり。。

最近、適当な絵の題材が見付けられなく 親父が描いた絵の模写を始めた。 親父の晩年というと人物画ばかり。 この人物画という奴が実は難しい、、 という事が最近実感で分かってきた。 なんといっても顔が難しい。 目の表情、口の表情、顔の輪郭、、 いくら親父の絵に真似て描こうとしても 下手な漫画絵のようになってしまう。 この絵は東光展第77回に親父が出品した 絵であり、先日最期を迎えた病院に 『どうか病院に飾ってもらえませんか』 と言って贈った絵である。 (※第77回なので約８年前の展覧会 ) 80号の巨大な絵なので取り付け専門業者 に依頼して、1万円超、こちらで持って 病院の一室の壁に飾ってもらった。 ＃鹿児島市の小田原病院 4Fの集会室 その時は手離す事にあまり惜しいと思わ なかった。。 先日この絵の写真を見て模写を始めた。 悪戦苦闘。。。 絵の中の人物が視線をこちらに向けて くれない。 なんでこの目が同じように描けないの だろう、 眉毛の線が描けないのだろう、 ふっくらとした顔の輪郭が描けないの だろう、 顔の色が汚れてしまうのだろう、 自分の描いた絵と親父の絵を何度も 見比べて、描いて消して、、を 繰り返している内、ふっと気がついた。 『この絵のモデルになっている人って 　なんて素敵な人なんだろう』 理知的で涼しげで親しみの情感を 抱いた目でこちらを正面から見つめて いる。 『こう描けるようになりたい！』 と強く思った。 親父の偉大さにはいつも敬服。 人物画の研究に暫く夢中になりそうで ある。 自己流でどこまでいけるのか。。