書く事と書き続ける事

本を読むのが好きである。
と思う、多分。。。

休暇はお絵描きも始めたので読書にあてる
時間がその分、削られてしまったがスロー
ペースでほぼ毎週末に本を読む。

村上春樹氏、宮部みゆき氏、大澤在昌氏、
逢坂剛氏、 伊集院静氏、 筒井康隆氏、
乃南アサ氏、池井戸潤氏、船戸与一氏、
横山秀夫氏、百田尚樹氏。

好きな作家は誰?これまで印象深かった本
の著者は誰?と問われるとこれらの人の名
を思い浮かべる。


先日、伊集院静氏がテレビ番組に出演して
いた。伊集院氏が書いた名作を読んでいる
と時々頭の中に白いものが混じってくるの
を感じる。
繊細な日本語が持つ語彙の使い方の巧さ、
絶妙な感情表現にハッとさせられる作家の
一人である。


「私は今でも日課として毎日、200枚以上
 の原稿を書いているんだよね。」

さらっと発せられた言葉にずっしりとくる
重みを感じた。

ある日、作家になる事を思い立ち物語を
書くのはその時の気持ちの勢いだけであり
職業作家として何年も何十年も物語を書き
続ける事は誰でも容易く真似る事はできな
い。


#悪口じゃないですよ。。

世間で「ノーベル賞候補」と言われ続けて
いる村上春樹氏本人は全く賞というものへ
の執着心を持っていない。

「だって賞って一過性のものであって
 2、3年前に誰が受賞していたのか、
 なんて誰も覚えていないでしょ」

ついこの前発表があった直木賞、芥川賞の
受賞者の名前を私は既に覚えていない。

昔、歴代の直木賞受賞作の本を遡って読ん
でみようと思った事があったが、
そのバカバカしさにすぐに止めてしまった。
受賞の決め手となった光り輝くものが読ん
でいてさっぱり伝わってこない。文章表現
も稚拙で、どこかで読んだ事のある文章が
出てくる。。

きっと何でもそうなんですね。

長く続ける情熱と努力で培われた揺るぎ
ない感性こそが一番大切なもの。

果たして今の私の感性とは。。

頑張らなきゃ。



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