最近のAI事情

先日、NHK特集で最近の人口知能(AI)の
最前線の様子が紹介されていたが、
この番組を見ていて薄ら寒い思いがした。


将棋の名人との対局の場面。
膨大なデータを基に数万?数十万?通りの
計算を一瞬の内に終わらせて感情の無い次
の一手を打ってくる。
初っ端に打ってきた予想外の手を見て早く
も頭を抱えた名人の様子が印象的だった。
もはや人間の思考能力がつけ入る隙はどこ
にもないように見えた。

タクシー業界ではこのAi装置を導入して業
績向上を試みている会社もあるらしい。
携帯を持って移動している人がどこにいて、
これからどんな行動を起こすのか予測し、、
更には過去のデータも合わせて瞬時に「今」
の状況を分析、、、

タクシーの運転手にどこに行けばお客さん
を拾える確率が高いか、の指示を出す。

機械が人間に指示を出す?。。


更に近い将来的には自動運転システムの普及
で人間の運転手が無用になるのではないか
と言われている。

人間の活躍の場がどんどん奪われて、機械
に人間の行動を指示される、、少し前まで
SFの世界でしかなかった事が現実化しよう
としているようだ。

機械を最初に作り出したのは人間だ。その
人間の知らぬ間に学習し、人間の手に負え
ないような能力と意思を持った怪物が近い
将来、出現するかも知れない。


社会の中で人間じゃないと出来ない事は何
なのか?..

この課題は将来に向けてどんどん難しく
なっていくような気がする。


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