心から救済されたくなる音楽

最近、週末自宅で音楽を聴く時には
オペラばかり聴いている。
オペラというと1幕が約1時間前後の
3幕~4幕構成のため、
1曲通して聴くのにだいたい

3~4時間超の時間を要するのが
通常である。
しかしこれまで購入してきたアルバム

の中で、これだけの時間を費やし、
一気に全曲通して聴いたアルバムが
2つだけある。

①蝶々夫人(プッチーニ作曲)
 H.v.カラヤン指揮ウィーンフィル
 CD3枚組(3時間弱?)

②パルジファル(ワーグナー作曲)
 H.v.カラヤン指揮ベルリンフィル
 CD4枚組(4時間強)

約1時間のCD1枚を聴いて普通は

満足するのだが、
これらのアルバムに初めて針

下ろした時には、
そのあまりの素晴らしさに
全曲終わるまで聴き続ける事を
止める事ができなくなってしまって
いた。

最近、購入したパルジファル。
(ワーグナー生涯最後のオペラ)

強烈に放射してくる眩いばかりの
美しさ、神聖さ、崇高さは
私のメンタルを鷲掴みにして離さない。

曲の中で鳴り響く鐘の音、厳かに響く

幽玄を感じさせる静かな合唱の部分
には何度聴いても、はっ!とさせられる。
 
聖なるものの前に跪き 救済を

人たちの気持ちが良くわかるような
気持ちになる事すら ある。

なので、、、

少なくとも、自分は出勤前の朝に
この曲を聴いてはならない。。
と思った。 

聖書というものを読んだ事ないが、

パルジファルを聴く度に思い浮べる
私の記憶に刻み込まれた救済の
一節がある。

マタイ11章28節
「疲れたもの。重荷を負うものは

 誰でも私のもとにきなさい。
 休ませてあげよう。」

私自身
心から救済されたと思える日は
いつの日訪れるのだろうか。




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