わたしを離さないで

本はまあまあ読む方かな?、と思っている。

でも、
週末の時間は絵描きに使い通勤時間の電車
の中では疲れ目の休息、爆睡の時間。。

いち時期から比べて本を読む量が減って
きている。

これまで海外の著者の翻訳本を読んで面白
いと思った事が無い。

翻訳する前の英語を読む事ができ、行間に
込められた作者の微妙な気持ちの綾まで
理解できたら面白いのかも知れないが、
翻訳する段階で通り一辺倒の味気ない日本
語文章になってしまっているような気が
する。

『私は鉛筆です。』

『これはBenです。』

・・・

英語の言い回しにも微妙な綾というものが
あるのであれば、だが。

先日ノーベル賞を受賞した長崎生まれ英国
育ちのこの方の本も一度は読まなきゃ、、
と思い、図書館で予約しようと思った。



、、が、

30〜50人待ちの大行列。。仕方がないので
面白そうなこの中古本をamazonで購入して
読み始めた。。


それから、
4週間ほど経つが、読むペースが全く上が
らなかった。
読んでいて、なかなか文章が頭の中に入っ
てこない。。。

色々な人物が登場するがストーリーの展開
に意表をついた面白さが感じられない。
ひとつひとつの文章に滋味深いものを感じ
られない。
語りかけてくるものがない。。

翻訳する段階で台無しになってしまってい
る典型例なのかも知れない。。

淡々と一冊を読み終えてしまった。

ただテーマがテーマだけに読み終えて暫く
経つと色々と考えさせられる気付きを与え
てくれる本である。

人間という存在の尊厳、将来医療に向けて
の警鐘。

あなたは自分が脳死状態と診断された時に
自分の臓器提供をする勇気がありますか?

期間を置いてもう一度初めから読み直して
みようか、と思う。
命の尊厳とは、、、
何か新しい発見があるかも知れない。


   will i dream?



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