伊集院静氏の復帰を待つ

作家の伊集院静氏が先日倒れたという
ニュースが流れて久しい。
一時騒がしかったが、奥さまの篠ひろこの

『そっと静かにさせて下さい』

という一声で、、
世間もそうしようと思ったのか。

その後の経過がわからないが多分安静にして
いらっしゃるのだろう。
マスゴミも静かな状態が続いている。
#もう話題に飽きたか?


伊集院氏が倒れたというニュース記事に

『早く元気になって』

とコメントを書き込んだ。
その時、そのコメントに対する反応で
世間の人がこの作家に対して抱いている
感情は大好きか、大嫌いかの両極端なんだな、
と思った。

最新の大人シリーズにこういう章がある。

----
ガラクタの人生

私の短い半生の半分近く、私は世間から
ガラクタのように見られてきた。
こう書くと嘘と思われるかも知れないが
事実である。

「あんな男見るのも嫌だ。ただの酔い泥れの
     博奕打ちでしょう。ガラクタよ。」

そういう目で私を見た男と女はゴマンといた。
承知で歩いてきた。
----

ただのガラクタにもなりきれず、
波風立たないように、
努めて御行儀良く、危なげ無く
何となく生きてきた私のような人が
世間では大勢を占めると思う。

自分の生き方に確固たる信念を持ち、
簡単には己を曲げず、頑固で
颯爽としている人だと思う。

だから著書からあれだけ強烈なメッセージが
読者の心に届くのだと思う。
そんな人の事を何となくの大勢が非難した
ような事を言えるのか?


ただ何となく過ごす事の恐ろしさを最近思う。
ただ時間だけが経過して、、
生まれてきたからにはいつかは訪れる死。
その間際に自分は何を思うのだろう。


無に戻るだけである。
綺麗な花畑など臨死体験をして
戻ってきた人の言っている事である。

その瞬間だけでもいい。
自分のやってきた事を少しでも満足に
思いたいと願う。


色々な言葉に何度も賛同し、
あまりの切なさに涙し、
感銘を受けてきた。


この本も最初に出てきた屈強な老人の
最後に見せる姿の描写が痛々しく
あまりにも切ない。

間違いなく日本が誇れる作家の一人である。
ガラクタの訳がない!


今回の世間のウィルス騒動を見て
何と書くのだろう。。
早期の復帰を心から願いたい。

このブログの人気の投稿

不要不急の外出

1周忌を終えて

年をとることのデメリット