パワハラ

『ハラスメントを受けた。
 ハラスメント行為があった。』

というニュースが最近続く。


ハラスメント、、
便利な外来言語であると思う。全ては
訴訟社会のアメリカ文化の受け売り。。
和風に端的に言うと「いじめ」である。

つい最近の体操協会での騒動。


髪の毛を引っ張るなど指導コーチとして
確かにやり過ぎな行為もあったかも知れな
いが、頭を叩いた、大声で怒鳴った、立た
された、、など「それが暴力なの?」と思
う。

それらのハラスメント的な事実を理由に
体操協会の御偉いさんが指導コーチを即刻
永久除名処分に処す。

上の立場に立つ人間の身勝手な判断にしか
見えてこない。

いまや小学校の先生でもハラスメント行為
の告発を受けまいと腐心していると聞く。
身体への暴力、言葉の暴力、、、いちいち
気にしていたら学校の先生らしい指導もで
きなくなるだろう。


ただ自分が高校時代に受けた未だに忘れら
れない出来事がある。
当時スパルタ教育で有名な学校であり、
確か朝礼の時に服装検査が週一で行われて
いた。
ある日私の所に担任の教諭がまわってきた。
髪の毛の長さ、服装の乱れなどチェックさ
れた後、、、

『ハンカチは?』

。。と問われて持ってくるのをうっかり
忘れていた事に気付いた。

『忘れました』

と返事したらいきなり平手でビンタを受け
た。。
痛いと思う前にビックリしてしまった記憶
がある。
ハンカチを忘れただけでビンタ??
今でも当時の事を思い出す度に不愉快な気
分になる。同じような事をやっている学校
が未だにあるのか?

一見平和な毎日が続く。
でも権力のある人間が自分の権力を誇示せ
んが為だけに行っている行為、言動が目に
つくようになってきたような気がする。



一昔前の戦時中には国家的な独裁者がいた。
今は色々な協会、集団があり、規模が大き
くなればなる程、その優越感からか、それ
ぞれの集団の頂点に独裁者が居座るように
なってきた。

時代が変わり形が変わっても何らかの絶大
な権力を得てしまうと自分の力を周りに示
さずにはいられなくなるのが人間の持つ
本性という所なのか。

同じような事は、そこら中で行われている
ような気がする。世間で白日のもとに晒さ
れる輩は残念ながら運が悪いだけなのかも
知れない。

マスコミの次のお騒がせの標的は?


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