伊集院静氏の復帰を待つ
作家の伊集院静氏が先日倒れたという ニュースが流れて久しい。 一時騒がしかったが、奥さまの篠ひろこの 『そっと静かにさせて下さい』 という一声で、、 世間もそうしようと思ったのか。 その後の経過がわからないが多分安静にして いらっしゃるのだろう。 マスゴミも静かな状態が続いている。 #もう話題に飽きたか? 伊集院氏が倒れたというニュース記事に 『早く元気になって』 とコメントを書き込んだ。 その時、そのコメントに対する反応で 世間の人がこの作家に対して抱いている 感情は大好きか、大嫌いかの両極端なんだな、 と思った。 最新の大人シリーズにこういう章がある。 ---- ガラクタの人生 私の短い半生の半分近く、私は世間から ガラクタのように見られてきた。 こう書くと嘘と思われるかも知れないが 事実である。 「あんな男見るのも嫌だ。ただの酔い泥れの 博奕打ちでしょう。ガラクタよ。」 そういう目で私を見た男と女はゴマンといた。 承知で歩いてきた。 ---- ただのガラクタにもなりきれず、 波風立たないように、 努めて御行儀良く、危なげ無く 何となく生きてきた私のような人が 世間では大勢を占めると思う。 自分の生き方に確固たる信念を持ち、 簡単には己を曲げず、頑固で 颯爽としている人だと思う。 だから著書からあれだけ強烈なメッセージが 読者の心に届くのだと思う。 そんな人の事を何となくの大勢が非難した ような事を言えるのか? ◆ ただ何となく過ごす事の恐ろしさを最近思う。 ただ時間だけが経過して、、 生まれてきたからにはいつかは訪れる死。 その間際に自分は何を思うのだろう。 無に戻るだけである。 綺麗な花畑など臨死体験をして 戻ってきた人の言っている事である。 その瞬間だけでもいい。 自分のやってきた事を少しでも満足に 思いたいと願う。 ◆ 色々な言葉に何度も賛同し、 あまりの切なさに涙し、 感銘を受けてきた。 この本も最初に出てきた屈強な老人の 最後に見せる姿の描写が痛々しく あまりにも切ない。 間違いなく日本が誇れる作家の一人である。 ガラクタの訳が...