新嘗祭

明治の初め、稲の収穫に感謝する新嘗祭
として祭日に定められた11月23日、戦後、
勤労感謝の日になった。

勤労を尊び、国民が感謝し合う。
祝日法では「勤労感謝の日」の趣旨をそう
記しているそうである。

千家元麿の『飯』という詩がその日の新聞
一面の片隅に載っていた。
戦前の祭日と戦後の祝日を結ぶ糸のような
詩であると紹介されていた。

何が私の琴線に触れたのだろうか。。

紙面を眺めて下に向けていた視線を暫く
上に戻す事ができなかった。。

<君は知ってゐるか/
 全力で働いて頭の疲れたあとで飯を食ふ
 喜びを。

 赤ん坊が乳を呑む時、涙ぐむやうに/
 冷たい飯を頬張ると/
 余りのうまさに自ら笑ひが頬を崩し/
 目に涙が浮かぶのを知ってゐるか>



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