良く聴くアルバム

ショスタコの私的ベスト10は旧ブログに
書いた。が、あれから暫く経っても趣向
はそれ程大きく変わってはいない。
そこで手持ちのアルバムもそれなりに集
まってきた事から自室で良く手に取って
聴いているアルバムベストでも書こうか
と思った。。。

何を良く聴いているんだっけか…?と思
い出しながら。順位付けには意味がなさ
そうので第何位とかいうのは止めておき
たいと思う。

◆パルジファル全曲
 (ワーグナー作曲)

なんと言っても週末はこの曲である。
カラヤン盤とクナッバーツブッシュ盤
(1962年ステレオ録音)を週毎にとっかえ
ひっかえして聴いている。さすがに4枚を
通して聴く事はもうしないが至福の時間
を求めてつい手が出てしまう。
自宅では新品CDのクナ盤の方を良く聴く。
それにしてもクナってこんなドラマチッ
クな演奏をするんだ、という所は大きな
発見だった。昔、ブル8番のアルバム
(確かオケはミュンヘン?)を買い、録
音の悪さも手伝い、かなりずっこけた思
いをした記憶が根強く残っている。
交響曲の指揮者ではない、というのが今
の自分がクナに抱いている一方的な印象。
前髪の癖っ毛がトレードマークのクナ。


それにしても元気なカラヤン盤が早く欲
しい。人智を超えた神々しいまでの美し
さを湛えたまさに圧巻のアルバム。

◆ドン・ジョバンニ
 (モーツァルト作曲)

この曲に関してはカラヤン盤とクレンペ
ラー盤を所持しているが、圧倒的にクレ
ンペラーの演奏を良く聴く。
実に腰の座った滋味深い演奏をする指揮
者だと思う。
ちなみにベーム爺のこの動画を見て以来、
ドンジョバの第1幕ばかり聴いている。
モーツァルトの絶対的崇拝者だったR-シ
ュトラウスからドン・ジョバンニについての
話を聞かされた時を回想している場面。

「ベーム君。第1幕のフィナーレを思い出
 してくれ。弦楽器によるアダージョの
 2小節の事だ。もし私があのような2小
 節を書く事ができたら私のオペラを3つ
 差し出してもいいのだよ。」

思わず鳥肌がたった。。。

Karl Bohm Portrait

モーツァルトに関してはいまオペラが群
を抜いて面白いと思う。唯一残念なのは
このクレンペラー盤、音があまりよろし
くない。音割れしているし…。最新の技
術でどうにかして欲しいものだ。

◆ピアノ協奏曲
 (ベートーヴェン作曲)

イッセルシュテットとバックハウスの
ピアノ協奏曲全集。特に4番と5番が素晴
らしい。
ベートーヴェンというとあの誰でも知っ
ている「ジャジャジャ、ジャーン」を作
曲した人として余りに有名であり、世間
一般的にその人となりと作風を超誤解さ
れている作曲家なのではないかと思う。

このアルバムの特に第4番は控え目で繊細
とても脆い美しさを湛えており、続く第5
番のガラリと変わり勇壮な広がりを持つ
演奏と一緒に良く聴いている。

そもそも協奏曲であればピアノとの協奏
曲を筆頭に挙げる程、ピアノの音色とオ
ケのハーモニーが好きである。小さな頃
に自分もピアノを弾いていた時の名残な
のかな?。。。既に亡き実母から叱咤さ
れて(母になる以前は小学校の音楽教師)
練習が嫌いで泣いていた記憶しかないの
に。。。
一応、今でもピアノの白と黒の鍵盤の並
びはすぐに思い付ける事が出来るし、
どの鍵を押せばどんな音階の音色を発す
るかもわかる。

最後にバックハウスの若かりし頃の写真、
良い顔をしているではないか。

 ◆ショスタコ交響曲全集
ハイティンクが西側に初めて打ち立てた
大金字塔、、、とはいえ、全ての演奏が
好きなわけでもない。
このアルバムから引っ張り出して自室で
よく聴くのは1番、4番、6~8番、11番~
13番といった所。ショスタコといえば
寸分の揺るぎもなく4番に尽きまする!

すっかり長くなってしまった。
続きはまた来週?~。。(^.^)/~~~
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