終演後のマエストロとの会話


あるきっかけで、、
千葉大の院に通う娘を誘って、
昨日、千葉交響楽団の定期演奏会を
初めて聴きにいった。

指揮:山下一史
ソプラノソリスト:石橋栄美


素晴らしい演奏が終わった後、
1時間ほどの交流会が催された。
交流会開始から10分後、
マエストロも登場!

交流会がお開きになった頃、、
勇気を出してマエストロが腰かけて
いる傍に歩み寄り、声をおかけした。

=その時のマエストロとの会話=

青字:私赤字:マエストロ

「すみません。。
 関係者ではないのですが、できれば
 私と一緒のところを写真に撮らせて
 頂いてもよろしいでしょうか?」

「お。いいよ!」

「こちらはこの会場のすぐ近くの大学に
 通っている娘です。」

☆その娘がにっこり、
 一礼して正面にまわり、
 数枚、パシャパシャ…

「今回、来るのが初めてですか?」

「はい。。
 以前、熊本震災の時にマーラーの復活を
 マエストロが熊本で演奏されたという話
 を知りまして…」

「おぉ!そうですか!
 熊本のかたですか?」

「いえ、隣の鹿児島です。」

「いま、
 どちらにお住まいですか?」

「私は千葉の流山に住んでおります。
 こちらの娘は千葉市にひとりで
 住んでおります。」

「何か楽器をやっていますか?」

「いえ。小さい頃にピアノを少しだけ。。
 私の友人がアマチュアの管弦楽団で今、
 活動しております。」

「おぉ。そうなんですか。
 また聴きにきてくださいね。」

「はい!必ず!
 素晴らしい演奏でした。
 どうもありがとうございました!」

興奮と予想外の気さくなお人柄に
頭の中が、、

まっしろ

熊本の話が出た所で本当はこう言いたかっ
た…

「以前、熊本震災の時にマーラーの復活を
 マエストロが熊本で演奏されたという事
 を知りました。

 その時の演奏会が素晴らしかったという
 事と、実は山下さんという方はカラヤン
 が急病の折、カラヤンの代りにジーンズ
 姿で第9を指揮されたという伝説を
 お持ちの方である事を友人から聞きまし
 た。

 そんな方がいるんだ!と初めて知って
 山下さんのお名前をネット検索したら
 なんと千葉交響楽団の音楽監督も務めて
 いらっしゃる事を知り、今日の演奏会に
 こうして参りました。」

まるで言えてない。。
なんという口下手な性格。。

後になっていつもこう言えば良かったと
後悔する事の繰り返し。。

演奏の内容はまさに圧巻の内容!

弦楽器の音色の美しさに最初から最後まで
涙が止まらなかった。
まさにカラヤン・サウンドを彷彿とさせ
られた!

リスト - 交響詩《前奏曲》 
カラヤン ベルリンフィル

ソプラノのソリストの方の歌声も素晴らし
かった。

マエストロいわく、

「 私がいま一番信頼しているソリスト
 です!」

堪えていたが、9月、眠りにつく時、と
進むにつれ、、

R. シュトラウス 《4つの最後の歌》
シュヴァルツコップ(1965)

会場の千葉県文化会館は昭和40年代に
建立された歴史ある建物。
内装は勿論新しく改装されていた。

前から5列目に座ったのだが、指揮台とも
適当な距離がある広い会場。しかも音の
広がりと響きが素晴らしい会場だった。

マエストロが指揮する時の息遣いも
しっかり私のところまで届いてきた。

一夜明けても未だ興奮冷めやらず!

必ずまた聴きにいきます!






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