気楽な稼業

サラリーマンはー、
気楽な稼業ときたもんだ、
タイムレコーダー、
がちゃんと押せばー、、♪

植木等が昔歌っていた有名な『ドント節』
の出だしの一節である。


この歌を聴くと私が高校を卒業して上京し
てきた折、大変お世話になった叔父貴の事
を思い出す。東京渋谷神宮前(青学の正面)
で身内だけで内装会社を起業して社長業を
務めており親戚の中でもハチャメチャ元気
な名物叔父だった。

宮尾すすむが司会進行を務めていたテレビ
番組『日本の社長』にも出た事があった。
そんな叔父貴のスローガンはこれだった。

『コミュニケーションの元気だ!!
 俺がやらなきゃ誰がやる!』

この社会では学歴など関係ない、人一倍頑
張れば立派にやっていけるんだ!毎日夕刻
の定時になったら、がちゃん、、帰るよう
な生活をしているようじゃダメなんだ!、

と事ある毎に諭されていた。

「サラリーマンは良いよな。
 最後には会社が守ってくれるから。」

その叔父貴も頑張り過ぎが原因だったのか。
50歳を少し過ぎた時期に脳溢血の病魔に襲
われ、ある朝、突然の訃報を聞く事になる。

それから20数年という月日が経過した。
いつから変わってしまったのだろうか。。
新入女性社員が仕事の悩みから自死してし
まうニュースが流れてくるような御時世に
なってしまった。

「叔父貴。。。
 世の中すっかり変わってしまったようだ
 よ。。」

今も生きていたら何と言ってくるだろうか。






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