物忘れ…

さすがに"若年性痴呆"までは行っていない
と思うのだが、時々この言葉に心のどこか
が、ザワザワする事がある。

自宅を最後に出ると5分後には

「あれ?鍵閉めたけ?」

外に出て小雨が降り出すと

「あれ?部屋の窓閉めたっけ?」

鹿児島に帰省する折、

「あれ入れた、これも入れた。、、」

と何度もカバンをひっくり返して点検して
いるにも関わらず、いざ帰省したら何かを
必ず忘れている。

「歯ブラシない‥」。。

一旦カバンから取り出した物を入れ忘れる
事もあるから余計、始末におえない。

最近入社した若い社員の名前がなかなか頭
の中に定着してくれない。

「顔は知っているんだけど名前出てこない。
 君、誰だったけ?。。」

「×田です」

「あー、そうそう。。」

という会話を交わした10分後にはもう既に
記憶が怪しくなっている。。

仕事でも昨年末からのゴタゴタを未だに
引きずっている。でもがっつり落ち込む様
な事があっても2~3週間も経つとケロッと
している。
真にがっつり落ち込むような事態に遭遇し
ていないだけなのかもしれない。

ある一面、ありがたい性格なのか?
単なる脳天気なおめでたい性格なのか?
脳細胞の老朽化か?

三並列で仕事に取りかかっていると仕掛中
以外の所で急に話を振られると自分が何を
やっていたのか、、ブラックアウト。。
ぱっと思い出せない事がある。。

大丈夫か?自分。。。
でも今の自分は自分以外の何者でもないし
自分の人生は自分のもの以外の何物でもな
い。自ら自身を攻め、追い込んでこれ以上
メンタルを傷つける事がないようにしてい
きたいものだと切に思う。
自分が自分の事を悪く思っている程、周り
の人は何とも思っていないものだ。
歌劇ヴォツェックの冒頭部分の歌詞が頭
をよぎる。。

《ヴォツェック、
 貴様はこの後、30年も悠々と生きていく
 んだ。途方もないその長い時間を貴様は
 どうやって潰していく気だ?》

そうか。自分にはもう残り30年程しか時間
が残されていないのか、と逆に改めて思う。
限りある時間を無駄に潰すような事だけは
ないように心掛けていきたいものだ。



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